「航空機に必要不可欠な航空燃料を千葉港頭から成田国際空港の航空機直下まで安全に安定的に輸送する」「成田空港の航空機給油施設全般の維持管理を行う」のが仕事、といっても、入社を希望している方々には、いまひとつわかりにくいのではないでしょうか。

そこで特に現場の仕事や設計等の仕事に就いている4人の先輩社員に、日々どのような仕事をしているのか、やりがいは?などについて聞きました。

話しやすい雰囲気が入社の決め手に。経験を積んでスキルアップしたいです。

小野 浩昌 Ono Hiroaki
2012年入社
技術部 設計グループ

もともとメンテナンス系の仕事をしたいと考えており、会社見学をした際に社員の皆さんが優しく接してくれたことが入社の決め手になりました。入社時は、千葉事業所でメンテナンス業務を行っていましたが、現在は、設計グループに所属しています。設計グループは空港の給油施設を構成する設備(タンク、配管、付帯設備等)の設計を行っており、私はそのうちの電気・計装設備を担当しています。具体的には、成田国際空港の施設計画等に基づき、担当部分の設計(機器仕様、配置検置、計算書類作成等)を行い、空港会社との協議を重ねて細部を詰めていきます。仕様とコストのバランスを考えて提案するのは難しい部分もありますが、自分が設計したものが完成した時にはやりがいを感じます。今後は経験を積み、さらにスキルアップしたいと思っています。

先輩から教えてもらったことを後輩へ伝えていきたいです。

星野克弥 Hoshino Katsuya
2011年入社
千葉事業所 施設保全グループ

私の所属するグループでは、千葉港頭石油ターミナル内の航空機給油施設の保守点検業務を行っています。具体的には、タンカーからの航空燃料の荷揚げに必要な設備にはじまり、貯蔵タンク、送油ポンプなど当社が取り扱う全ての設備が対象となります。現在は、電気・制御設備等を担当するチームに所属しております。現場の点検業務は、作業手順や機器の構造を覚えることはもちろんのこと、機器毎の点検履歴や特性を把握した上で実施しています。設備の故障発生時等で速やかに対処できた時などは、入社当初からの成長を実感します。今後は、さらに技術力を高めるとともに先輩社員から教わったことを後輩へ伝えていきたいと思います。屋外の作業が中心であるため、季節によっては大変な時期もありますが、航空燃料の安全輸送のため、設備が正常に稼働するよう責任感を持って取り組んでいます。

大規模工事が終了し、「お疲れ様でした」と言われたときにやりがいを実感。

宮﨑直人 Miyazaki Naoto
2011年入社
成田事業所 施設整備グループ

入社5年目に、保守点検担当のグループから工事担当のグループへ異動となりました。保守点検では定められた手順書などが存在しますが、工事では、現場の状況に応じた手順を検討することからスタートします。その際、関係法令や建設当時の設計思想、経緯などを調査することも重要な仕事です。実際の現場施工はプロの職人さんに依頼しますが、事前の計画や調査が不足していると、的確な指示が出せなくなり、安全性が欠如し、職人さんとの信頼関係も築くことができません。まだまだ工事担当者として未熟な部分も多々ありますが、先輩方や上司、時には仕事を依頼している職人さんに色々なことを教えていただきながら工事を進めています。大規模な工事や苦労した工事が完成し、お客様から「お疲れ様でした」と声を掛けられると、達成感があり、次も頑張ろうという気持ちになります。

覚えるべきことが多く毎日、充実感でいっぱいです。

田村友宏 Tamura Tomohiro
2017年入社
四街道事業所 パイプライングループ

学生時代は機械工学を専攻していました。実習や研究等を通じて、機械などを最高の状態に維持することの重要性や難しさを学び、メンテナンス系の仕事に興味を持って就職活動をしていたところ、航空機に必要不可欠な燃料を輸送するための重要な設備を担っているという点に惹かれ入社を志望しました。私は、千葉港頭石油ターミナルから成田空港までつながる総延長約47kmのパイプラインと、付随する設備の保守点検業務を行う部署に所属しています。要所ごとには、バルブやポンプ等の機械設備だけでなく、万が一に備えた保安のための制御機器や非常用の発電機なども設置されています。安全確実な燃料輸送のため、私たちは日々、メンテナンスを行っています。まだまだ覚えるべきことはたくさんありますが、社会に貢献しているという充実感があります。